2018/07/03

信仰の沈黙

皆さん、おはようございます。新しい一日が始まりました。約束どおりに、週に二回(火曜と金曜)自分の感想と発想をこのブッログで、皆さんと分かち合って、そして皆さんからのコメントをお待ちしております。時に追いかけられてるかもしれませんが、日本語が少しでも上達しつつあるのを望んでますから、また宜しくお願いします。

今週皆さんと一緒にお読みしたいNHKやさしいニュースは7月2日15時30分『長崎県と熊本県のキリスト教の建物などが世界遺産になる』というニュースです。ユネスコは6月30日の会議で、長崎県と熊本県にある「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を世界遺産にすることを決めました。日本で22番目の世界遺産です。

世界遺産になったのは、日本がキリスト教を禁止していた時代に隠れて信じていた人たちが、祈ったり戦ったりした12の建物や場所です。ユネスコは、200年以上も知られないようにキリスト教を信じて伝えた歴史は世界のほかの場所では見ることができないと言っています。

キリスト教徒ではない私は長崎県の大浦天主堂と熊本県の崎津教会を見学したことがあって、このニュースを読んで、うれしいです。日本トーストマスターズ広島大会がてら、台湾人トーストマスターズ五人と大浦天主堂を見学しました。又日本トーストマスターズ熊本大会がてら、天草地元の日本人トーストマスターズメンバーに誘われて、崎津教会を見学しました。

何かのはずみで、今ちょうど遠藤周作氏の《沈黙》を読んでいる所です。キリスト教布教の為に日本に渡るポルトガル神父達と迫害され続けてもなお神を信じ続ける日本人の気持ちに私は興味津々です。《沈黙》をもってして、十一歳でカトリックの洗礼をうけている遠藤周作氏がノーベル文学賞候補になって、《沈黙》は単に江戸時代のキリシタンを扱った作品だけでなく、母親の真摯なカトリック信仰に背いてきた遠藤周作氏自身という背景も持っています。

六月三十日(土曜日)午前中、再び遠藤周作氏の《沈黙》を読み始めました。確かに《沈黙》を前に読んでたが、内容がはりき覚えなかったので、七月四日(水曜日)午後二時から四時まで、洪建全基金會で、中国語訳者の林水福先生の「沈黙」の中に、何が聞こえるかという講演を聞くために、一応《沈黙》を読み直しておきます。

ポルトガル殖民地のマカオでキチジローという日本人に出会って、ロドリゴ、ガルペスら三人の神父は教会が止めるのにも耳を貸さず、日本に渡ることを決意する。船旅の途中で、神父の一人が病に倒れ、結局日本に足を踏み入れた神父は、ロドリゴとガルペスだけでした。

キチジローは、ずる賢い人間で、海が荒れたりするたびにマリアの祈りを述べることがあって、それをみたガルペスは、キチジローにキリスト教徒なのかと尋ねるが、否定してたキチジローは幾度となく神父達を裏切り、キリスト教徒の拷問からも、うまく逃げて、それなのにロドリゴに懺悔しようと何度もロドリゴの前に現れるキチジローを、ロドリゴは軽蔑します。

神を信仰していれば、人々は救われると問うてきた神父達自身に戸惑いが生まれて、生きる事と信仰する事とどちらが本当に大事な事なのか、神父も神に問いますが、神は沈黙するのです。信仰に対して、大事な事ではない事に神父達が気がついた時、神父はキリスト教の信仰を辞めて、日本人の名をもらい、日本人として生きていきました。

午後、雨の中に、日本語入門読書会の先生達とバスで桃園へ行って、山川トーストマスターズクラブ例会及び役員交代式に参加しました。たくさんトーストマスターズの知り合いに逢えて、良かったです。役員交代式の後半、サロンセッションの司会を担当させて頂き、『岸壁の母』と『浜辺の歌』を成功と山川トーストマスターズクラブメンバーと一緒に楽しく共演しました。台北市立図書館景新分館の日本語入門読書会は初めてトーストマスターズの前でのデビューは大成功でした。

夜、五時半から七時半まで、桃園市三民路にある新梅龍鎮餐廳でトーストマスターズ懇親会が開かれました。皆と一緒にワイワイ美味しい料理を食べながら、歌ったり、話したりして、とても楽しかったです。夕食後、MRT迴龍駅で乗車、九時に新店に戻りました。結局、カナダ日のお祭りに参加できなかったんです。

七月一日(日曜日)午前中、遠藤周作氏の《沈黙》を読み続けて、前週の五日間のクルーズ旅からだんだん回復した私は日常生活に戻れて、台北市立図書館から借りた本を何冊も読み終わりました。

午後、自転車に乗って、国立歴史博物館へ行って、四時半から六時半まで行う「小別同樂會」一起相約未來再見「暫くの別れ―もっと美しい出会いを」に出席しました。昔一緒に国立歴史博物館ボランティアガイドをやった友達に再会できて、嬉しかったです。最終日だから、売店に在庫一掃セールがありました。私も常玉が描いた菊柄のホワイトティーシャツを一枚手に入りました。閉館式の後、二階にある荷豐水月カフェで、色んな地元料理が食べ放題で、私は窓側でウロン茶を飲みながら、はすが一杯咲いてる池を眺めました。マジェスティック・プリンセスに戻る感じがしました。七月二日から国立歴史博物館が改装されるため、三年間の閉館になります。

七月二日(月曜日)午前中、TEDのキュレーター、クリス・アンダーソンが書かれた「TED TALKS—The Official TED Guide to Public Speaking」を読みました。三十年以上トーストマスターベテランの私は皆の前にスピーチするのは大好きで、クリスさんから、たくさん良いアイデアと役に立つコツをもらいました。キュレーションされた日本語のTED TALKS動画をYouTubeで何本もずっと前から見てきました。

午後、景新図書館へ行って、新着書を十冊も借りました。本に没頭している自分の姿が一番素敵だと私は思います。

夜、当たり前、この記事を一生懸命に書き直しました。

お知らせ:

遠藤周作の《沈黙》、「沈黙」の中に、何が聞こえるか。
スピーカー:譯者林水福
日時:七月四日(水曜日)午後二時から四時まで
場所:洪建全基金會

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義大利語 B1

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