2018/09/21

日本映画

皆さん、おはようございます。この三日間、ほとんど家に閉じこんで、毎日映画しか見ていませんでした。日本映画は、日本の伝統や歴史を知る早道だと思います。映画化された日本名作を見て、日本の文豪を何人知り、将棋の映画を見て、将棋の駒の名前と動き方を学び、秀才は海を渡らず、門をでずして、ことごとく天下の事を知って、古今東西が目の前に飛んできて、何よりです。

この週末には中秋の節句の連休であって、皆さんは何をするつもりでしょうねぇ。私は、日本映画なし、ノンビリ過ごすに決まって、台湾中秋の節句の定番のバーベキューを家族と一緒にする予定です。もちろん月餅とブンタンを楽しみます。皆さんも、良い中秋の節句を!

今週皆さんと一緒にお読みしたいNHKやさしいニュースは9月18日11時30分『100歳以上の人は今まででいちばん多い約7万人』というニュースです。厚生労働省は9月17日の敬老の日の前に、100歳以上のお年寄りが日本に何人いるか調べています。その結果、9月1日には6万9785人いることが分かりました。去年より2014人増えて、48年続けて今まででいちばん多くなりました。この中の約88%は女性で6万1454人、男性は8331人でした。

厚生労働省は、人口10万人の中に100歳以上のお年寄りが何人いるか調べました。島根県が約101人で、6年続けていちばん多くて、鳥取県が2番、高知県が3番でした。埼玉県が一番少なくて約33人、愛知県が2番、千葉県が3番でした。日本で一番長生きの人は明治36年生まれ、福岡市に住む115歳の田中カ子さんで、男性は明治38生まれ、北海道足寄町に住む113歳の野中正造さんです。

厚生労働省は、「医療技術の進歩や健康意識の高まりなどから百歳以上の人が増えている。高齢になっても健康に過ごせるよう健康寿命を延ばすための政策にも力をいれていきたい」と話しています。百歳以上の人間になりたい私はも体にいい活動を続けていきます。

九月十八日(火曜日)一日映画を観賞したばかりです。肺結核に患った梶井基次郎(かじい もとじろう)が書かれた短篇小説『檸檬』というボンゴ日本文学シリーズIIの映画を見ました。

「えたいの知れない不吉な魂が私の心を始終圧へつけていた。焦燥と云おう か――酒を飲んだあとに宿酔があるように、酒を毎日飲んでいると宿酔に相當した時期がやって来る。それが来たのだ。これはちょっといけなかった。結果した 肺尖カタルや神経衰弱がいけないのではない。また背を焼くような借金などがいけないのではない。いけないのはその不吉な魂だ。以前私を喜ばせたどんな美しい音楽も、どんな美しい詩の一節も辛抱がならなくなった。」

そして、ある朝「私」は京都の街から街へ歩き回り、「私」の好きな果物屋にたどり着きます。そこで、檸檬を買うことになります。

「その日私は何時になくその店で買物をした。というのはその店には珍しい 檸檬が出ていたのだ。檸檬などありふれている。が其の店というのもみすぼらしくはないまでもただあたりまえの八百屋に過ぎなかったので、それまであまり見 かけたことはなかった。一體私はあの檸檬が好きだ。レモンイエロウの絵具をチューブから搾り出して固めたようなあの単純な色も、それからあの丈の詰まった紡膵形の恰好も。――結局私はそれを一つだけ買うことにした。」

それから「私」は買った檸檬を握り締め、また歩き続け、最後に丸善にたどり着きます。その丸善で画集を一冊づつ抜き出してみるうちに、一冊一冊の本をまるで色鮮やかな城のように積み上げます。

そして、とんでもないことを思いつきます。

色鮮やかに積み上げた本の城の頂上に果物屋で買った檸檬を置くことです。
そのシーンはこんなふうに描かれます。

「やっとそれは出来上がった。そして軽く跳ねあがる心を制しながら、その城壁の頂に恐る恐る檸檬を据えつけた。そしてそれは上出来だった。見わたすと、その檸檬の色彩はガチャガチャした色の諧調をひっそりと紡錘形の中へ吸収してしまって、カーンと冴えかえっていた。私は埃っぽい丸善の中の空気が、その檸檬の周囲だけ変に緊張しているような気がした。私はしばらくそれを眺めていた。」

さらに「私」は奇妙な企みを思いつきます。

つまり、その画集の頂に檸檬をおいたまま外へ出て行くという企みです。
そして私は、すたすたと出て行きます。
冒頭の「えたいの知れない」不吉なかたまりは、この時吹っ飛んでしまうのです。その時の気持ちはこんなふうに描かれています。

「変にくすぐったい気持ちが街の上の私を微笑ませた。丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなに面白いだろう。」

1916年「中央公論」に発表された森鴎外の短篇小説『高瀬船』というボンゴ日本文学シリーズIIIの映画を見ました。プロローグとエピローグ:『次第にふけていくおぼろ夜に、沈黙の二人を載せた高瀬舟は、黒い水の面をすべって行った』。京都から罪を犯した人を大阪に送るために、高瀬川を下る舟に、弟の与平を殺した喜助という男が乗せられた。護送役の同心である羽田庄兵衛は、喜助がいかにも晴れやかな顔をしている事を不審に思い、訳を尋ねます。

水面 みなも 血を吐く はく 面 つら 疑いを解く うたがい

夜、将棋新人王戦を題材とした映画『三月のライオン』前編と後編を観賞みました。羽海野チカによる日本の漫画作品。この句はイギリスの天気の諺「三月はライオンのようにやってきて、子羊のように去る(March comes in like a lion and goes out like a lamb)。将棋会館に『平常心是道』という書道の軸が掛けてあります。人に伝わるのが結果ではない。好きなことを最後まで、諦めるな!

桐山零は、幼いころに交通事故で家族を失い、父の友人である棋士、幸田に内弟子として引き取られ、十五歳でプロ棋士になった。幸田の二人の実子の香子と歩の軋轢(あつれき)もあり、六月町にて一人暮らしを始めた零は、一年遅れで高校に編入するが、周囲に溶け込めず校内で孤立し、将棋の対局においても不調が続いていた。

自らの境遇を停滞していると感じていた零は、ある日先輩棋士に無理やり付き合わされたあげくに酔いつぶされ、倒れてこんでいたところを川本明里に介抱されたことがきっかけで、橋向かいの三月町に住む川本家と出会い、三姉妹と夕食を共にするなど交流を持つようになる。

そんな折、獅子王戦トーナメントにて、義姉の香子を巡る因縁を持つ棋士・後藤との対決に零は気炎を上げるが、それを意識するあまりに己の分を見失い、格上であるA級棋士の島田を侮っていたことを島田本人に見透かされて、大いに恥じる。その後、島田と後藤の対局を見た零は、ひとつ自分の殻を破り、島田の研究会に参加する。こうした様々な人々に関わることで、少しずつ零の心境に変化が生じていった。

『三月のライオン』前編と後編を見には、四時間以上かかりましたが、将棋に全然分からない私は将棋を勉強する気を湧いてきました。まず棋譜をよめるように、頑張りたいです。映画の中に色んな戦う将棋場面をいくら見ても、盲人の垣のぞきです。映画を見る途中、何回も止むつもりですが、見れば見るほど、面白くなります。人間と人間の脳の競争を見るのは病み付きます。

将棋の基礎知識 https://www.shogi.or.jp/knowledge/shogi/03.html
駒の名前と動き方 http://shogi.server-navi.info/shogi/how-to/name/

九月十九日(水曜日)午後、日本語入門読書会のエミ先生と一緒に歌を二曲練習しました。森真一の『襟裳岬』と加山雄三の『君といつまでも』でした。エミ先生のお蔭で、一冊のプロファションナル・ユース歌謡曲のすべてを手に入れて、これから、日本衛星放送の番組の新日本の歌を見る時、楽譜を読みながら、日本のベスト歌謡曲を勉強します。

ボンゴ日本文学シリーズIVの映画を見ました。谷崎潤一郎書かれた『冨美子の足』でした。プロローグ:こういう美しいものを見せられるごとに、僕はつくづく造化の神が個々の人間を創るにあたってはなはだ不公平であることを感じます。大正八年立夏に行われた物語を見て、初めて足に踏まれる幸せを感じさせました。

夜、2006年に公開された映画『地下鉄に乗って』を見ました。主人公の小沼真次は、女性用下着を売り歩くセールスマンだが、真次の父親である小沼佐吉は、世界的に有名な「小沼グループ」の創立者であり、真次はその御曹司(おんぞうし)であった。真次は父親の母や兄への傲慢な態度に反発し、高校卒業後、家を飛び出していたのだ。

ある夜、永田町駅の地下鉄の階段を上ると、そこには三十年前の東京オリンピックの1964年(昭和39年)の風景が広がっていた。そこで真次は、在りし日の兄を目撃する。その後真次は、同僚であり、自立した愛人関係でもある軽部美智子と共に、現実と過去を行き来しながら、兄の過去、そして、父の生き方を目撃してゆきます。

行き給え たまえ 文法情報 (接尾辞)(男ことば) please ...

九月二十日(木曜日)午前中、景新図書館のパステル教室に行って、先生は体の具合がよくなくて、休みを取ると通知を教室のドアに張ってありました。私は六階の児童閲覧室で、一枚のパステル絵を完成しました。

午後、2004年公開された日本映画『天国の本屋〜恋火』を見ました。舞台は天国。アロハシャツを着た怪しげな男・ヤマキが店長を務める「天国の本屋」で、ひょんなことから短期アルバイトをすることになったピアニストの健太は、憧れのピアニスト・翔子と出会う。しかし、翔子は生前の事故が原因で片耳の聴覚を失い、失意でピアノが弾けなくなっていた。翔子は、健太の協力を得て断念していた恋人の花火をモチーフにしたピアノ組曲の十曲目『永遠』を完成させようと試みる。

一方、地上では、翔子の姪・香夏子が長らく中止となっている地元の花火大会を復活させるべく奮闘中。暴発事故で翔子の聴覚を奪った責任を感じ、花火師を辞めてしまった翔子の恋人・瀧本に伝説の「恋する花火」を打ち上げるよう説得する香夏子。天国で組曲を完成させ、地上から伝説の花火が打ち上げられたとき奇跡が起きる……。

夜、2016年公開された日本映画のクリーピー 偽り(いつわり)の隣人(りんじん)を見ました。ホラー映画に苦手な私は、どうやってミステリー連続の映画を見終えましたか。夜が深くなると、心理的にホラー映画がより恐くなって、たまらなくて、やはり中途半端になりました。

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