2019/03/20

ゲノム編集の人間

皆さん、おはようございます。春一番のニュースを聞いたが、日本語には「風光る」という美しい言葉をご存知でしょうか。暖かくなり、春の日の光が照る中に風が吹くと、吹く風も輝くように思える様子を表します。春一番には誰でも感じられますが、光る風を観ることができるのは、それに気づくことのできる人だけですね。

最近、イタリア語に夢中して、日本語の勉強時間が割りに少なくなります。四月の初めに、リタリアのクルーズに乗って、那覇、宮古島、石垣島を回る予定です。船上にイタリア語、陸上に日本語、とてもチャレンジがある旅を楽しみにしております。

今週選ばれる書き写した京都新聞の凡語は『消える車内販売』です。新幹線や特急の車内販売は、スーパーで買うより割高だ。だから、価格以上のプラスアルファを提供したい-。山形新幹線の「カリスマ販売員」として知られた茂木久美子さんが著書に記している。

コーヒーを買ってもらったら「入れたてですよ」と一言を添える。ありがとうございますの後に「また来ますね」と言う。ちょっとした言葉遣いで、乗客に声をかけてもらえる頻度は大きく変わるという。そんな努力も及ばなかったのだろうか。

きょうのJRダイヤ改正を機に、新幹線や在来線特急の多くで車内販売が大幅に縮小される。北海道と九州の新幹線からは全面撤退だ。利用者減少に加え、人手不足で販売員の確保が難しくなったため…と聞けば納得しそうになる。だが、もうからないからやめるという選択は合理的に見える半面、稼ぐ意欲を放棄したようにも思える。

茂木さんは、乗客の顔やしぐさを記憶してタイミングよく声をかけ、車内のようすが把握できるようワゴンを後ろ向きに引くなどの試みを重ねた。乗車率が低くてもお客さんにじっくり対応すれば「売り上げはさほど下がらない」とも。利益を出すのが難しい時代、コスト削減は大切だ。だが、現場の工夫や乗客の期待まで削ることになっては得策とはいえまい。車内販売に限らないが。[京都新聞 2019年03月16日掲載]

台湾のファーストフードのお店には、人件費をコントロールするためには、タッチパネルで、注文できますが、私は長い列に並んでも、やはり販売員に直接注文したいです。人と触れ合えるからです。

今週皆さんと一緒にお読みしたいNHKやさしいニュースは3月19日16時25分『「ゲノム編集」の食品を売るときのルールが決まる』というニュースです。「ゲノム編集」は遺伝子の情報を変える技術です。この技術を使って、米がたくさんとれるようにしたり、魚の体を大きくしたりする研究が進んでいます。今のほとんどの研究は、別の遺伝子を外から入れないで、中にある遺伝子を変えるやり方です。

18日、厚生労働省は会議を開いて「ゲノム編集」の食品を売るときのルールを決めました。遺伝子を変えただけの食品の場合、体に悪くないかどうかなど、安全については調べる必要がなくなりました。そして、国に書類を出したら売ることができるようにします。厚生労働省は、これから詳しい ルールを決めて、夏ごろから始める予定です。

私は三十年前、アメリカの大学院で微生物と免疫を専攻して、その時から、ずっと「ゲノム編集」という技術に興味を持ちました。「ゲノム編集」の食品は、いまの世界中に、どこにも溢れていますが、近く将来に「ゲノム編集」の人間が現るかもしれません。

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