皆さん、おはようございます。「選後症候群」という病気を聞いた事がありますか。十一月の末、台湾史上一番複雑で、深夜まで行う地方選挙が終わっても、「ついてない」、「運が悪い」、「不公平」などと文句を言い、毎日がっかりしている台湾人はけっこういます。お医者さんまでに診て、薬を飲まないと眠れない症候群です。「選後症候群」を治るために、まず、第一歩は、テレビとインターネットを遠慮することです。実は、今回台湾地方選挙の前に、私も政論番組をよく観ましたが、選後でも、政論番組に病みつきになりました。自分の人生を他人の噂話の中に無駄にしないように、やはり自分の人生の目標を建て、前向きに頑張りましょう。
今週皆さんと一緒にお読みしたいNHKやさしいニュースは１２月７日１６時１５分『ノーベル賞をもらう本庶さん「式に出席するのが楽しみ」』というニュースです。京都大学の特別教授の本庶佑さんは、アメリカのジェームズ・アリソンさんと一緒に、今年のノーベル賞の医学・生理学賞をもらいます。スウェーデンのストックホルムでは、ノーベル賞をもらう人を祝ういろいろな行事を行う「ノーベルウィーク」が始まりました。６日本庶さんは記者たちの前で話をしました。「すばらしい式に出席することをとても楽しみにしています」と心境を語りました。がんを克服したりがんと共存したりすることについて、本庶さんは「治療でがんを治すことができない患者であっても、免疫療法でがんが大きくならないよう抑えることで、がんと共存して生きていくようなことも不可能ではなくなるだろう」と語りました。
十二月七日（金曜日）午前中、日本語読書会の仲間と一緒に琉球についての特別講座の内容を相談してから、南台北市を小散歩して、万隆の近くにある屋台で、お昼しました。景新図書館に戻り道にワインの専門店を寄って、ワインを三本かいました。そして図書館で新着英語と日本語の外文の本をいっぱい借りました。
夜、２０１３年公開された日本映画『だいじょうぶ３組』を観ました。乙武洋匡による日本の小説である。乙武が２００７年から３年間小学校の教師を務めた出来事を綴ったエッセイ。監督廣木隆一、主演国分太一。キャッチコピーは「ボクらの教室に、手も足もない先生がやって来た。」。原作者の乙武洋匡も赤尾先生役で初俳優出演。ドキュメンタリーではなくドラマにとの意向により、あえて主人公を原作から設定を変更された幼馴染の白石優作にし、彼の視点で赤尾が描かれる。５年３組の子供達２８名はオーディションで選出、コミュニケーションを取る上で撮影前に遠足や写生大会などを実施しており（子供達の絵などは実際に撮影シーンで使われている）、また子供達には台本を渡さず前日に台本コピーを渡し順撮りで撮影された。
携える たずさえる
貫く つらぬく
しくじり failure
偽り いつわり
学級崩壊 がっきゅうほうかい
乙武洋匡さんは『だいじょうぶ３組』の映画を宣伝するために、台湾に来て、記者会見と小学校訪問の映像もみました。
十二月八日（土曜日）早朝、主人が家を出て、私は全然知らなかったです。主人は三日間の高山活動を楽しんでた時、私は自由の独身になりました。午後、日本語の林先生とお昼をしながら、選後症候群のことを話し合いました。雨の夜、台北医学院へ行って、薬学部の卒業生の忘年会に参加しました。我がクラスメートが三人しか出席しなかったので、寂しかったです。
深夜、２０１１年公開された日本映画『終わらない青』を観ました。監督は緒方貴臣。福岡県福岡市のマンションに住む、高校生の水月楓。鬱の母親の裕子とサラリーマンの厳格な父親の哲也の三人暮らし。学校では最近貧血が酷く、遅刻や欠席、保健室で休むことが増えている。来年から受験を控えることになった楓は、ここ数週間、生理が来ておらず、相談できる相手が誰もいなく、その事を誰にも言えないまま日々を過ごしていた。
そんな中、幼い頃から続く父親からの虐待（性的虐待など）。うつ気味の母親は助けてくれなかった。心のバランスを保つため、日常的に行うリストカット。ある朝の食卓。父親は、楓が学校を欠席した事に怒ってテーブルの上の皿を叩き落とし、楓の髪を掴んで楓を暴力的に揺さぶる。自分が床にばら撒いた食べ物を、父親は「食べ物を粗末にするな！」と叱り、楓に食べさせた。
その時、おなかに宿った命の楓に対しての愛を感じ「産みたい」と思い、そして絶対に守ると誓い、徐々に体に変化が現れ始めたため、妊娠しようとしている楓は、突然父親に発見され、父親は流産させるための罰として楓に暴行を加えるなど、父親の虐待はエスカレートしていった。
その後、楓はとうとう正常ではいられず、精神的にバランスを崩してしまう。その歪んだ希望すら失った楓は、もはや己に生きる価値はないと思い込んでしまう。そして激しく雨が降り、楓は赤い傘を差し、一人で公園のブランコを揺らしている楓。その時、ブランコに乗っている楓の横に小さな女の子がやって来た。
それから女の子の母親が呼びかけると、その女の子は母親の元へと走り去る。激しく降った雨が嘘のように止むと、楓も公園から出て行った。公園から出た楓は、制服姿のまま新幹線に飛び乗り、福岡から出て東京へ行き、電車のシートに座る楓。お気に入りの絵本に挟でいた楓の葉を見つめる楓。ホームに一人佇む楓は、突然異変に気付き、自分の立つコンクリートに二滴の赤い血が落ちていた。股間を見やると、下着は赤く染まり太腿を血が伝っていた。異変に気付いた楓は、都内にある駅のトイレの中で流産させ、便器は血塗れになり、楓は倒れてしまった。その後、倒れて動けなくなった楓は、楓の葉を取り出すと、それを便器の中に落として水を流し、「ごめんね・・・」と言い、楓は泣いてしまう。
観れば観るほど、恐くなって、映画を中途半端にやめました。一見幸せそうな家庭に他人に言えない悲劇が演じ続ける小中学生が台湾にもけっこういるでしょう。学校の先生とソーシャルワーカーは、一生懸命努力した上に、先ず被害者は自分自身の境遇を知り、認め、専門家に相談を乗り、困難を乗り越えますが、未成年の学生にとって、そんな易いものではないです。
十二月九日（日曜日）午前中、何時間も使って、何回もやめたかったんですが、やっと中華航空の切符を予約しました。三十年前中華航空の会員のことを思い出しました。これから、廉い中華航空の切符があれば、旅行します。午後、景新図書館一階で、今週土曜日のクロッグダンスの演出をリハーサルしました。授業の後、読書会の仲間に誘われた、マクドナルドでチキンハンバーグをたべながら、中華航空の沖縄への切符を買いました。
夜、『四月物語』を再び観ました。日本語字幕があるので、日本語を勉強しました。１９９８年公開された日本映画『四月物語』は松たか子の初主演映画。四月、桜の季節。北海道から上京した楡野卯月（にれのうつき）は、東京・武蔵野の大学に通うため、慣れない土地で独り暮らしを始める。おとなしい性格の彼女は、変わった性格の友人の佐野冴子（さのさえこ）やアパートの隣人など、個性の強い人々と触れ合っていく。だが、そんな卯月も大学の志望動機を聞かれた時だけは、思わず言いよどんでしまう。実は、卯月には人に言えない理由があった、憧れた先輩は一年前に武蔵野大学に進学してました。
退く どく ちょとどいてもらえませんか
嵩張る かさばる bulky
とても綺麗に撮影された映画なので、何回も観ても、心を癒されました。
十二月十日（月曜日）２０１６年制作の日本映画『オケ老人』を観ました。誤って老人ばかりのアマチュアオーケストラに入団し、その指揮者を務めるハメになった女性教師の奮闘を描いたコメディ映画。荒木源原作の同名小説の映画化。杏の初主演映画。杏は撮影に入る半年以上前から人生初のバイオリンを練習、通常なら2～3年かかる基本的なボウイング（弓の扱い）など演奏の基礎をわずか1ヶ月で習得した。梅が岡高校に赴任してきた数学教師の小山千鶴は着任早々、地元の文化会館にアマチュアオーケストラのコンサートを聴きに行く。学生時代にオーケストラでバイオリンを弾いていた彼女は演奏に感銘を受け、入団を決意する。後日、千鶴が楽団の拠点に行ってみると、そこのメンバーは老人ばかりであった。実はこの町にはアマチュアオーケストラが二つ存在しており、彼女が聞いたコンサートはエリート集団の「梅が岡フィルハーモニー」のものだったのだが、誤って老人ばかりの素人オーケストラ「梅が岡交響楽団」の拠点に行ってしまったのだ。若者の入団を喜ぶ老人たちを前に、勘違いだと言い出せなくなった千鶴はそのまま楽団に入団することになり、ついにはなりゆきから、心臓の調子が良くない野々村に代わり、指揮者を勤めるハメになってしまう。
杏 あんず
第１バイオリン奏者 コンサートマスター
二股を掛ける また
容赦なく ようしゃ
『オケ老人』の映画を楽しく観てから、私も来年の２月に日本語読書会のお年寄りの仲間を連れて、沖縄北部の国頭村での短期遊学することをワクワクしております。
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