皆さん、おはようございます。津軽三味線音楽を聞いたことがありますか。土曜日の夜、友達に招かれて、長山洋子と津軽三味線澤田流の家元の澤田勝秋が台北国際会議センターで開かれたコンサートを観賞しました。台北でも、正真正銘の日本演歌が頂け、何だかタイムマシーンに乗れ、NHKホールで新日本の歌を観賞する雰囲気がしました。幸せいっぱいでした。
今週皆さんと一緒にお読みしたいNHKやさしいニュースは8月13日11時30分『広島県三次市1か月休んでいた鵜飼いを始める』というニュースです。先月広島県では雨がたくさん降って、川の水が増えて、船に乗る所に土や砂がたまったり、船が壊れたりしたため、鵜飼いができなくなって、1か月ぐらい休んでいた鵜飼いが始まりました。
広島県三次市の馬洗川では450年ぐらい前から、鵜という鳥を使って魚を取る「鵜飼い」を行っています。9日の夕方になると、鵜飼いが始まるのを待っていた35人の客が船に乗りました。ひもでつないだ鵜が水に潜って魚を捕まえると、客の女性は「川に砂が残っていましたが、また鵜飼いが始まってうれしいです」と話していました。三次市の鵜飼いは9月10日までです。
地球温暖化のゆえに、今年の夏には世界各地で森林火災や、豪雨など様々な天然災害が行い、鵜飼いまでの伝統活動にも影響を与えました。我々人間としては、もっと地球を大切しなければならないと強く感じてます。一人ひとりできるだけ、二酸化炭素排出削減する責任を負いましょう。
八月十日(金曜日)午後、景新図書館へ行って、ちょうどその時にボランティアをやっている日本語入門読書会の王さんに会って、そしてカラオケ大会とファッションショーショーのことをお知らせして、王さんも興味津々カラオケ大会とファッションショーショーに参加する気持ちがあるので、王さんと一緒に締め切りの直前にぎりぎりに申し込みました。
夜、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の1998年の映画『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(原題:海上花)を見ました。日本語の字幕があるので、日本語を勉強しながら、映画を鑑賞しましたが、科白は上海語で、分かり難かったです。しかも十九世紀末の上海イギリス租界には高級な遊廓の女たちの物語で、百年の文化のギャップがあるので、ちんぷんかんぷんでした。
もともと清末の韓子雲が蘇州語で書かれた章回小説『海上花列伝』、七十年代張愛玲が中国語に翻訳して、九十年代末、朱天文が小説を脚本に直した映画化した作品。外景はなく、全て室内で展開され、ほぼ1シーン1ショットで撮られて、場面にはほとんどお酒を飲むことか、鴉片を吸うこととか、ジャンケンすることでしたが、映画を見た後、原作を読む気が惹かれました。
1904年に清光緒帝が科舉制度を廃止した前に、十九世紀末の台湾人は日本政府に統治されても、中国科挙(かきょ)の官僚登用試験をうけるでしたねぇ。もしも場所を移せば、台北にせよか、台湾語或いは日本語でしゃべる高級な遊廓の芸者たちだったら、芸者を身うけ、めかけを娶り、『フラワーズ・オブ・タイペイ』はどうなるシーンがあるのでしょか。
八月十一日(土曜日)夜、初めて台北国際会議センターで日本演歌のコンサートを観賞しました。長山洋子さんのデビュー35週年記念、かつ台湾初登場でした。長山洋子さんがアイドル時代の十年を経て、1993年には「蜩」で演歌歌手として再デビューしました。今長山洋子ときたら、津軽三味線を叩く歌手でしょう。津軽三味線の澤田流の名取を取った「澤田勝姫(さわだかつき)」の長山洋子さんは澤田流の家元と三人の師範を招いて、台北初登場の共演しました。
津軽三味線は江戸時代中期に中国の「三絃」が沖縄を経て、日本最北端であった津軽地方において津軽三味線となります。津軽地方の民謡伴奏に用いられて、撥を叩きつけるように弾く打楽器的奏法と、テンポが速く音数が多い楽曲に特徴があります。太棹を用いる、棹材には稽古用として花梨、舞台用で紅木を用います。
津軽三味線における「流派」とは合奏のフレーズが合うことであり、バチの叩き方、バチの形状、撥の固さの好み、伝承方法(口伝、楽譜など)あるいは糸巻きの位置と、津軽三味線における家元制度の名取芸名制は、1960年に導入してから、現在は、全国各地に大小様々な流派がおこり、それぞれが家元を名乗っている。男性奏者に比べると女性奏者は数が少ないです。
澤田流の家元の澤田勝秋は1944年生まれ、現役最年長かつ津軽出身最後の津軽三味線奏者として精力的に活動中、自身の演奏活動のみならず、若手の育成にも力を注ぎます。
長山洋子のコンサートは七時半から十時まで、中間休憩なし、一気に行われて、始めの俵積みと津軽三味線共演から、たてがみ (1996.11.07)、捨てられて (1995.03.24)、蜩 (1993.01.21)、恋 ・三味線 (2018.06.27)、時にまかせて、つぐない、別れの予感、好きになって人、涙そうそう、津軽三味線澤田流家元と弟子合奏、蒼月(1994.03.09)、北の蛍、紅い雪 (2000.11.01)、望郷ひとり泣き (2008.08.27)、さだめ雪 (1999.08.04)、海に降る雪 (1993.06.02)、じょっぱりよされ (2018.06.27)、アンコールのじょんから女節 (2003.06.25)まで、素敵な歌をいっぱい聞かせました。
蜩-ひぐらし 長山洋子 作詞:仁井谷俊也 作曲:徳久広司
https://www.youtube.com/watch?v=NH3A55yeKrQ
生命(いのち)を燃やす 季節は短い まして女の 綺麗な時期(とき)は
夏の夕暮れ 人恋しさに 焦がれ鳴きする 蜩(せみ)のようです
言葉で愛を 語れたら 手紙に愛を 綴れたら ああ あなた
死んだら涙 流してくれますか 冷たい躰(からだ) 抱きしめてくれますか
こんなにあなた 愛しているのに 運命(こい)の垣根が 越えられません
夏の終わりを 惜しんで鳴いて 愛が掠(かす)れた 蜩のようです
ふたりで夢を 探せたら こころに夢を 描けたら ああ あなた
見つめることも 叶わぬ恋ですか 忘れることが 真実(ほんとう)の愛ですか
じょんから女節 長山洋子 作詞:鈴木紀代 作曲:西つよし
https://www.youtube.com/watch?v=fa94QLbS1v4
雪は下から 舞い上がり 赤い裳裾(もすそ)に まといつく
太棹(ふとざお)三味線 女の旅路 燃えるくすぶる はじける愚図(ぐず)る
離れられない 男(ひと)がいる じょんからじょんから わかって欲しい
鉛色(なまりいろ)した 空の色 春は私にゃ 遠すぎる
太棹(ふとざお)たたけば 糸さえ切れる 憎いいとしい せつない辛(つら)い
指にからまる 女節 じょんからじょんから あんたが欲しい
八月十二日(日曜日)東野圭吾による日本の小説『プラチナデータ』映画化され作品をみました。私は推理小説に苦手なんですが、初めて東野圭吾による映画を見て、面白かったと思います。DNA捜査によって検挙率100%、冤罪率0%を目指す近未来の日本を舞台に、DNA情報によって犯罪に巻き込まれ、容疑者を追う立場から追われる身となった警察庁特殊捜査機関の天才科学者と、それを追う刑事を描いた作品でした。自閉症と二重人格障害に患う主人公たちは病気と愛情に絡まれ、欲望に溢れた研究センター主任は遺伝子は人間のすべて、心も、感情も、すべてデータ化できることを描写する物語です。
遺伝子検査では、採血で採取される血液細胞のほか、唾液や口腔粘膜の細胞など、採取しやすい細胞を用いて、目的とする遺伝子を特定して、その本体であるDNAの塩基配列を検査します。映画を見て、たくさんの日本語単語も習いました。東野圭吾の推理小説がいっぱい映画化されるので、これから幾つみたいです。
夜、名古屋行き最終列車(2015年)五夜のストーリーを見ました。駅の忘れ物承り所から語り始めまして、第一夜の老夫婦げんか、第二夜の芥川賞を目指す若い夫婦、第三夜の人生を捧げたラーメン店を閉じる男の物語、第四夜の大切な女性と恋に落ちた鉄道ファンの中年男、第五夜の見知らぬ人に500円を貸せること。善意か、詐欺か。これから、名古屋行き最終列車の他のシリーズを見続けます。
八月十三日(月曜日)台北市立図書館総館十階国際会議センターで行う2018年台北市樂齡ボランティア訓練にさんかしました。午前中の研修は『年輩の方とのコミュニケーションスキル』と『同感を培いと自己ケアリング』、お昼の後、バスに乗って、大稻埕を二時間見学しました。作詞家の李臨秋の実家とか、陳天來の豪邸とか、辜顯榮のマンションとか、李春生記念長老教会とか、たくさんすばらしい昔の建築を紹介して頂きました。
夜、日記を書きました。
2018台北河岸音樂季
日時:八月十八(土曜日)午後四時
会場:台北市延平河濱公園
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2018/08/14
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