2018/07/27

スコセッシ監督と映画

皆さん、おはようございます。今日は信念(conviction)という話しを始めさせていただきます。第二次世界大戦の時、栄養不良のせいで、『ハクソー・リッジ』のデズモンド・T・ドスは肺結核に患っても、87歳に亡くなれ、同じ戦争の時、『タイヤル族王女の母親と日本人警察の父親』の下山一さんはマラリアに患っても、80歳に亡くなれ、遠藤周作が書かれた歴史小説の『沈黙』に江戸時代初期のポルトガル人のセバスチャン・ロドリゴ神父(岡田三右衛門)は厳しく辛い心身試煉を受けても、83歳に亡くなれ、三人ともクリスト教徒であれば、三人とも強い信念を持つ人間でした。

私は信念ということを信じてます。信念があれば、心身とも[専念]して、前向きエネルギーを湧いて、困難を乗り越えられます。宗教を信仰しない私はまず自分の小さな力を信じて、毎日を大切して、身につけられた知識やスキルを地域の人々に分かち合って、精いっぱい笑顔で生きて行きます。皆さんも信念を持って、一緒に人生の道を歩んで行こう!

今週皆さんと一緒にお読みしたいNHKやさしいニュースは7月26日11時30分『青森県八戸市の港でサバの漁が始まる』というニュースです。日本全国有数のサバの水揚げ量を誇る青森県八戸市の八戸港で、今シーズンのサバの水揚げが始まりました。毎日サバを1000tぐらいとれていて、缶詰やしめさばなどにします。サバの長さは25cmぐらい、重さは180グラムほどと全体的にやや小ぶりでした。市場の競りでは、いつもの年より安い10kg200円から300円になりました。市場の人は「大きいサバがもっととれるようになってほしいです」と話していました。八戸港のサバの水揚げは12月下旬まで続きます。

私はサバが好きです。焼いても、揚げても、味噌汁にしても、特に、サバのお腹の部分が油っぽくて、美味しいです。サバ、タラ、マス、サケ、タイなどの魚料理を食べるとき、外見を見て、魚の名前が分かりますけど、目を隠したら、どんな魚を食べるか、たぶん分からないかなぁ。これから、魚を食べる時、目を閉じて、味をよく味わいます。自分の舌で、魚の種類が区別できるようになりたいです。

七月二十四日(火曜日)午後、マーティン・スコセッシ監督は1977年のドキュメンタリー映画『ラスト・ワルツ』を見ました。映画の始まりに音声を高くしなさいと勧められました。1976年11月25日の感謝祭に、あの“ザ・バンド"が16年に渡る演奏活動に終止符を打ちました。スコセッシ監督は『ラスト・ワルツ』という「さよならコンサート」をとるばかりでなく、ザ・バンドの五人のメンバーへのインタビューと彼らへの熱き思いを込めて映画でした。『ラスト・ワルツ』を見て、ザ・バンドの五人仲間が音楽の道を歩んできた感想を聞いて、メンバーたちの堅い結束力も感じてました。音楽も好きなあなたに、お勧めです。

私は音楽が大好きです。音楽であれば、全部好きです。毎週日曜日夜日本衛星放送BS-TBSにある『SONG TO SOUL〜永遠の一曲〜』を必ず見ます。永遠の一曲の歌手ではなくて、名曲の製作について、作詞家と作曲家のことも知ります。

時代を超える名曲の源流を辿る〜 BS-TBS『SONG TO SOUL~永遠の一曲~』 BS-TBS担当プロデューサー 澤井研志氏インタビュー
https://www.musicman-net.com/focus/63511

夜、台北市羅斯福路にある「フレンドシップ・ランゲージ」教室で、日本から柴口賢一の映画会に出ました。六月十五日に日本台湾交流協会で見た『宮城からの報告』の続く『311以後の福島』のドキュメンタリー映画を見て、「原発事故から7年学校現場の推移」のレポートを聞きました。

原発事故のために避難を余儀なくされた、福島県浜通り地方の学校現場の様子の「私たちは忘れない〜福島避難区域の教師たち」(2012年・33分)と「福島浜通りの学校」(2015年・40分)を見ると、避難先の学校を間借りして授業再開、しかし、住民は各地に散り散りになり、登校する子どもたちは極めてわずか。そして、遠距離通勤を強いられる教職員のことを知りました。大変でした。
   
僅か八人の集まりの映画会、日本人半分、台湾人半分でしたが、福島県浜通り地方の様子を見て、あそこに暮らしている人々の苦しみと悩みを共感しました。自分の共感力を鍛えること、相手の立場を理解することを理由に『311以後の福島』映画会に出ました。

同理心(Empathy) vs 同情心(Sympathy)
https://www.youtube.com/watch?v=3kgKanOYSsU

七月二十五日(水曜日)2003年の9月にニューヨークのRADIO CITY HALLでやった『SALUTE TO THE BLUES』というマーティン・スコセッシが総指揮して作った大イベントの映画を見ました。アメリカでW.C.HANDYの「セントルイス・ブルース」が世に出てから、2003年が百年目でした。それを記念して2003年はブルースがめっちゃ盛り上がりました。

『SALUTE TO THE BLUES』はアメリカの音楽の歴史的大集合で、ブルース・ムービープロジェクトの最終章"LIGHTNING IN A BOTTLE"というドキュメンタリー映画でした。当時に出場された素晴らしいアーチストとミュージシャンが十五年を経って、現在には、たぶん半分以下しか活きていないと私は思います。ブルースの音楽に惹かれたいあなたに、見逃せないドキュメンタリー映画です。

過去一週間、アメリカ音楽についての映画を三つも見ました。マーティン・スコセッシ監督の1977年の『ラスト・ワルツ』、2005年の『ノー・ディレクション・ホーム ボブ・ディラン』と2013年の『SALUTE TO THE BLUES』。音楽の勉強も、英語の勉強もできて、英語の字幕を見ると、単語がいっぱい出てくる、普通二時間の映画ですが、四時間もかかって、知らない歌手の名前を聞いて、インターネットで探し、できるだけ、馴染めない歌のメロディをちょんど覚えておきたいです。

マーティン・スコセッシ監督のお蔭で、アメリカ南部の音楽の世界に戻れました。二十代前半の私は、太平洋を渡って、アメリカのルイジアナ州へ行って、七十年代末からニューオーリンズで四年間の留学生活をしました。辛いルイジアナ医学院の大学院の授業の傍らに、週末のフレンチ・クオーターで、ジャズを聞くのが懐かしいです。

七月二十六日(木曜日)腰の痛みが緩んできました。良かったです。主人は川村明先生が書かれた『5秒 ひざ裏のばしですべて解決 ― 壁ドン!』を推薦してくれました。https://www.everydayhealth.com.tw/article/19600

午後、主人と一緒に台北市にあるマンションを修復し始めます。屋根から水が漏ることを一生懸命を探してます。夫婦協力で家屋工事をするのは初めてです。今度友達を誘って、家屋修復お祝いのパーティーを開きます。

夜、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』を見ました。二時間四十分です、中国語字幕のみ、英語字幕なし。

『沈黙 -サイレンス-』という時代映画を台湾で撮影を知ってから、初めてマーティン・スコセッシ監督のことを知り、そして、スコセッシ監督の映画をいっぱい見て、ほんとうに素晴らしい映画監督です。スコセッシ監督はカトリック教徒であり、30年前から、『沈黙 -サイレンス-』の映画の製作することを考え始めました。映画に対して、信念を強くもつマーティン・スコセッシ監督へ、ありがとうございますと言いたいです。

お知らせ:

グループ朗読:
《宗教について、日本人と台湾人の対話,1707年》読書会
日時:7月28日(土曜日)午後三時半から五時まで
会場:台北市立美術館地下F區

2018 Taipei Fringe Festival開幕式
日時:7月29日(日曜日)午後二時から
会場:大稻埕永樂廣場(迪化街一段21號前廣場)

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